米田 透 「響焔」 2013年6月分投句用作品集


最終更新日: 2013年8月26日


青焔集(9句) 締切:6月25日

梅雨の空   (横浜)米田 透


夏の夜伊豆多賀駅は閑散と
流燈やオワフの浜に鎮魂歌
空梅雨や集合場所は銀の鈴
六月の寺の上棟餅もらう
梅雨の空半蔵門から本郷へ
今日よりは家の中では半ズボン
台風接近木々の鳥たち騒ぎおり
夏至の朝囲碁の後蕎麦兄八十
妻の留守料理に添える冷奴

響焔の華(XI) <初秋>8句 締切:6月25日

目標     米田 透

これからの目標が見え秋初め
水澄むや捨てねばならぬこと多く
囲碁打つは対話のひとつ秋の朝
蝉の声残りの命どれほどか
カラマーゾフの兄弟新訳秋の星
天高し子は国境を越えて住み
食欲に負けては反省上り月
台風一過大空は如来なり

わたしは今年の九月で67歳となるが、
週四日は会社員として仕事を続 けてい
る。しかし、立場 上裏方に徹すること
にしているので、こ れから死ぬまでの
間に自分の力を傾注すべき対象は他に
ある と感じている。
幸い、長い間精進を続けてきた仏教
教団において、在家でありながら得度受
戒を得たのに加え、接心修行(座禅に
似た 瞑想行)において指導する立場に
あと 一段階と近づくことができた。こ
れか らは、一日も早くこの最後の段階
を超 え、真の意味でみ仏に仕える日々
を送ることができるようになることを
めざしたい。
こうして中心目標が定ま ればあとのこ
とは自ずと円滑に進んで 行く気がする。
家庭での食器洗い、職 場でのインド人
のケア、響焔へのIT関 係での貢献な
どもその一環として取り組める。



俳句 日付 備考
7607 夕食に鰹のたたき日曜日
2013/5/26 短文
7608 夏の夜伊豆多賀駅は閑散と
2013/5/27 短文
7609 夕食に野菜の素揚げ夏初め
2013/5/28 短文
7610 夕食にレタスを添えたビーフなど
2013/5/29 短文
7611 夕食にチンジャオロースー夏木曜
2013/5/30 短文
7612 囲碁のあと三色蕎麦食い五月末
2013/5/31 短文
7613 夕食にサーモン刺身六月へ
2013/6/1 短文
7614 流燈やオワフの浜に鎮魂歌
2013/6/2 短文
7615 夕食にカラフルスープ夏月曜
2013/6/3 短文
7616 夕食にハンバーグ出て夏火曜
2013/6/4 短文
7617 夕食に牛肉料理夏水曜
2013/6/5 短文
7618 人と会い写真を撮って夏初め
2013/6/6 短文
7619 空梅雨や集合場所は銀の鈴
2013/6/7 短文
7620 六月の寺の上棟餅もらう
2013/6/8 短文
7621 六月の忌日法要しめやかに
2013/6/9 短文
7622 夕食に鰹の刺身月曜日
2013/6/10 短文
7623 夕食に焼鯖と茄子印刷完
2013/6/11 短文
7624 夕食にドライカレーと夏野菜
2013/6/12 短文
7625 夕食に鶏の唐揚げ夏木曜
2013/6/13 短文
7626 梅雨の空半蔵門から本郷へ
2013/6/14 短文
7627 今日よりは家の中では半ズボン
2013/6/15 短文
7628 夕食に牛のステーキ夏火曜
2013/6/16 短文
7629 冷奴に鰹節かけ月曜日
2013/6/17 短文
7630 夕食に鯵フライ出て夏火曜
2013/6/18 短文
7631 台風接近木々の鳥たち騒ぎおり
2013/6/19 短文
7632 マスタード煮豚につけて夏の宵
2013/6/20 短文
7633 夏至の朝囲碁の後蕎麦兄八十
2013/6/21 短文
7634 妻の留守料理に添える冷奴
2013/6/22 短文

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