米田 透 短文集 2000年7月分
最終更新日: 2000年7月4日
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カリフォルニア米十キロ買って木下闇
フランスにおいて、米は決してめずらしい穀物ではありません。しかし主食の地位はしっかりパンが押さえており、米は野菜の位置付けに甘んじています。さて、日本米に近い米としてフランスで流通しているのは、カリフォルニア米です。カリフォルニアに移民した日本人が作り始めたのでしょうか。味は日本米と変わりません。ただし、カリフォルニア米は日本の食材を売っている店でしか扱っていません。価格は他の米に比べると非常に高いです。したがって、会社の食堂などでは、カリフォルニア米を使わずに、フランス国産のカマルグ米を使っています。これも日本米に近い品種です。
コック・オ・ヴァン友と平らげ夏の宵
コック・オ・ヴァンというのは、骨付きの鶏肉を赤ワインで煮込んだ料理で、こげ茶色のソースに若干おびえますが、食べ出すと意外にさっぱりしているので、全部食べてしまいます。
マーボ豆腐にワインを使い夏夕日
フランスでマーボ豆腐を作るには、豆腐と辛いソース(トーバンジャン)が要りますが、アジア系食品店に行くと両方とも手に入ります。豆腐は中華の食材ですが、Morinagaブランドのロングライフの豆腐も売られています。今日は玉葱と牛挽肉を炒めてから飲み残しのワインを始末するためにドバッと全部入れてしまいました。
以上